今日、5月20日。
私にとってこの日は、
以前、結婚式をお手伝いさせていただいた、大切なおふたりの結婚記念日です。
そして、お父様の命日でもあります。
あの日から何年経っても、私にとって大切な日。
そして、今も大切なおふたりです。
新郎様は、誠実で穏やかで、いつもニコニコされていらっしゃる方。
そのやわらかな笑顔に、周りの空気まで自然と和らいでいくような、あたたかさを持った方。
そして新婦様は、とても聡明で、静かな強さと優しさを持った方。
言葉を選ぶ姿勢も、人への気遣いも、本当に美しくて。
結婚式のあとも 夫も交えてご夫婦と食事をご一緒したり、
ご自宅に招いていただいたり。
日本酒を交わしながら、他愛もない話をした時間も、かけがえのない思い出です。
結婚式の日だけでは終わらないご縁をいただけたことを、とても幸せに思っています。
開業して間もない頃、まだ何者でもなかった私をホームページで見つけてくださって。
頼ってくださって。
信じてくださって。
そして、いつも味方でいてくださいました。
ご遠方にお住まいだったこともあり、直接お会いできる機会は多くありませんでした。
でも、そのぶん何通にもわたるお手紙やメールで、その時々のお気持ちを届けてくださいました。
結婚式のことだけではなくて。
おふたりの日々のことや、何気ない出来事まで。
お便りを読む時間が、私にとって特別な時間になっていました。
“橋本さんは、長年来の友人みたいに何でも話せる”
いつかそう言ってくださったことがほんとうに嬉しくて。
当時は、フリープランナーとしてこの道を歩き始めたばかり。
本当にこのやり方でいいのかな、と迷うこともありました。
そんな日々の中で、新婦様と紡ぐ時間が、
「そのままで大丈夫」と、静かに背中を押してくださっていたような気がします。
あの頃の私にとって、新婦様の存在がどれほど大きかったか、
言葉では言い表せません。
新婦様から言葉や人との向き合い方
人として大切にしたい姿勢を、そっと見せていただいたような気がしています。
何年経っても
折に触れ、特に今日という日になると、おふたりに想いを馳せます。
人とのご縁は、頻繁に会うことや連絡を取り合うことだけが、
つながりではないのかもしれません。
お元気にされているかな。
穏やかな毎日を過ごされていますように。
そんなふうに、静かに願っています。
結婚式という仕事をしていると、
人生の大切な場面に立ち会わせていただきます。
でも本当に残るのは、結婚式そのものだけじゃなくて。
人と人との記憶や、ご縁や、言葉にならないあたたかさなのかもしれません。
春から初夏へ向かう
ふと、やさしい記憶が風のように届いた一日でした。





