よみもの
2019.03.02
お祖母様と花嫁衣装

先日ブログに綴らせていただいた新婦Ryokoさん

お召しになっていたこちらのお着物

実はRyokoさんのご自前のお振袖を引き振袖にお仕立てされたものなんです

 

 

「祖母が成人式のときに贈ってくださった振袖を着たいと思っているんです」

 

初めておふたりにお会いしたとき

結婚式についてこうしたい!とご希望は仰らなかったRyokoさんが

これだけははっきりと想いをお伝えくださいました

 

お祖母様が大好きで大好きで

お祖母様の想いだったり

お祖母様とのおもいでを

大切に大切になさっているのだなぁ

って心があったかくなったことを覚えています

 

 

そんなRyokoさんに

「お祖母様から贈られたお振袖を

ハサミを入れずに針と糸で引き振袖にすることができて

結婚式が結んだら元通りにお戻しすることができる方がいらっしゃるんです」

とご提案したところ二つ返事でご賛同いただきました

 

 

 

どのタイミングで振袖をお召しになるか

挙式ではドレスや白無垢などの花嫁衣装を

振袖はお色直しでお召しになるというご提案をするという選択肢もありました

 

 

でも振袖のままではなく引き振袖にお仕立てすることをご提案したのは

きっと口には出さないけれど新婦様のこころの中に

ー花嫁姿をお祖母様に見てもらいたかったー

その想いがあるのだとおもったからです

 

 

お父様とお母様への花嫁挨拶と

夫婦になる誓いを立てる宴内人前式をお祖母様から贈られたお着物で行っていただくことが

とても大きな意味があることだと

 

 

帯もお祖母様が振袖に合わせて贈ってくださったもの とても素敵

懐剣や筥迫、抱え帯もお着物に合わせてご一緒に選ばせていただきました

 

お父様に手をひかれて

 

 

きっとお祖母様もRyokoさんの幸せそうな様子を喜んで見守ってくださっていたとおもいます

 

いま 結婚式でお召しになったお着物は振袖の形に戻って新婦様のもとへ

お祖母様との思い出と結婚式のやさしい記憶が宿ってご自宅で大切に保管されているのだとおもうと

とても とても うれしく

 

 

DATA: Ryotaさん Ryokoさんの結婚式

秋月温泉清流庵に於いて


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